ホームページの「住所」と「土地」とは?ドメイン・サーバーを解説。

「ホームページを作るにはドメインとサーバーが必要です」

制作会社にこう言われて、「なんとなくわかったけど、結局よくわからない…」と感じた方は多いのではないでしょうか。

ドメインとサーバーは、ホームページを公開するために絶対に必要なものです。しかし専門用語が多く、初めて聞く方にはなかなかイメージしにくいものです。

この記事では、「住所」と「土地」のたとえを使って、ドメインとサーバーの仕組みをできる限りかんたんに解説します。ITが苦手な方でも、読み終わる頃には「なるほど、そういうことか!」とスッキリ理解できるはずです。


ホームページが表示される仕組みを「お店」で考える

まず、ホームページが表示される仕組みをイメージするために、「実際のお店」に例えて考えてみましょう。

あなたが街に新しいお店を開くとします。お店を開くために必要なものは何でしょうか?

  1. お店を建てる土地・建物(商品を置いたり、お客様を迎えたりする場所)
  2. お店の住所・看板(お客様がお店の場所を知るための情報)

この2つがなければ、お店は成り立ちません。ホームページもまったく同じ考え方です。

  • サーバー=お店の「土地・建物」
  • ドメイン=お店の「住所・看板」

この2つがそろって初めて、インターネット上にホームページを公開できます。


サーバーとは?「土地・建物」の役割

サーバーをかんたんに言うと

サーバーとは、ホームページのデータを保存して、訪問者に届けるためのコンピューターのことです。

ホームページには、文章・画像・動画・デザインなどのデータが含まれています。これらのデータをしまっておく「倉庫」がサーバーです。

誰かがホームページを見ようとURLを入力すると、サーバーが「はい、どうぞ」とデータを送り返します。この仕組みのおかげで、世界中のどこからでもホームページを見られるようになっています。

サーバーは24時間稼働している

サーバーの重要な特徴は、24時間365日休まず動き続けていることです。

あなたが寝ている夜中でも、海外にいるときでも、サーバーはずっと動いているので、いつでも誰でもホームページにアクセスできます。自分のパソコンのようにシャットダウンすることはなく、常にインターネットにつながった状態を保っています。

レンタルサーバーとは

自分でサーバーを所有・管理するのは費用も手間もかかるため、ほとんどの企業は「レンタルサーバー」を利用します。レンタルサーバーとは、サーバー会社が管理する大きなコンピューターの一部を、月額料金を払って借りるサービスです。

アパートの一室を借りるようなイメージで、自分でサーバーを購入・管理する必要がなく、月額料金を払うだけで使えるのが大きなメリットです。

費用の目安:月額500円〜3,000円程度

サーバーを選ぶときの3つのポイント

① 表示速度が速いか サーバーの品質は、ホームページの表示速度に直結します。表示が遅いサイトは、訪問者がすぐに離脱してしまうだけでなく、Googleの検索順位にも悪影響を与えます。

② 安定して動いているか(稼働率) サーバーが止まると、ホームページも見られなくなります。稼働率99.9%以上を保証しているサーバーを選ぶと安心です。

③ 自社名義で契約する これが最も重要なポイントです。制作会社が管理するサーバーにサイトを置いてしまうと、制作会社との契約が終わったときにサイトが消えてしまうリスクがあります。サーバーは必ず自社名義で契約してください。


ドメインとは?「住所・看板」の役割

ドメインをかんたんに言うと

ドメインとは、ホームページのインターネット上の「住所」のことです。

たとえば「https://example.com」というURLがあるとき、「example.com」の部分がドメインです。

インターネット上のすべてのホームページは、実は「192.168.0.1」のような数字(IPアドレス)で管理されています。しかし数字だけでは覚えにくいため、人間が読みやすい文字列(ドメイン)に変換する仕組みが作られました。

カーナビで「東京駅」と入力すると自動的に場所を案内してくれるように、ドメインを入力すると自動的に正しいサーバーにたどり着ける仕組みになっています。

ドメインは世界に一つだけ

ドメインは、世界中で同じものが2つと存在しない唯一のものです。

「example.com」というドメインを誰かが取得すれば、他の誰も同じドメインを使えません。だからこそドメインは「ホームページの住所」として機能します。

ドメインの種類

ドメインには末尾の種類(トップレベルドメイン)によって意味や用途が異なります。

ドメインの末尾 特徴
.com 最もポピュラー・世界中で使われる
.co.jp 日本の法人のみ取得可能・信頼性が高い
.jp 日本在住であれば個人・法人問わず取得可能
.net ネットワーク関連でよく使われる

企業のホームページには「.com」か「.co.jp」が最もよく使われます。「.co.jp」は日本の法人しか取得できないため、信頼性のアピールになります。

ドメインは「借りるもの」

ドメインは購入するものではなく、年間使用料を払って借りるものです。更新を忘れると他の人に取得されてしまう可能性があるため、自動更新の設定をしておくことをおすすめします。

費用の目安:年間1,000円〜3,000円程度

ドメインを選ぶときの3つのポイント

① 会社名・サービス名がわかるものにする URLを見ただけで「あの会社のサイトだ」とわかるドメインが理想です。会社名・屋号・サービス名などを含めましょう。

② できるだけ短くシンプルに 長いドメインは覚えにくく、入力ミスが起きやすくなります。短くシンプルなほど親切です。

③ 自社名義で取得する サーバーと同様、ドメインも必ず自社名義で取得してください。 ドメインは一度変えると、Googleからの検索評価がリセットされるリスクがあります。長期的に使い続けることを前提に、慎重に選んでください。


ドメインとサーバーをつなぐ「DNS」とは?

ドメインとサーバーはそれぞれ別のものですが、「DNS(ドメインネームシステム)」という仕組みで紐づけることで、URLを入力したときに正しいサーバーのホームページが表示されます。

先ほどのお店のたとえで言えば、DNS=「住所から実際のお店への道案内」のようなものです。

住所(ドメイン)を入力すると、道案内(DNS)を通じて、実際の建物(サーバー)にたどり着く、という流れです。

この設定は制作会社が行ってくれることがほとんどですが、仕組みを知っておくと、万が一のトラブル時にも焦らず対応できます。


まとめ

最後に、ドメイン・サーバー・DNSの関係を整理します。

用語 お店のたとえ 役割
サーバー 土地・建物 ホームページのデータを保存・配信する
ドメイン 住所・看板 ホームページにアクセスするための名前
DNS 道案内 ドメインとサーバーを正しく紐づける

そして、ドメインとサーバーについて最も重要なポイントは次の2つです。

  • サーバーは自社名義で契約する
  • ドメインは自社名義で取得する

この2点さえ守っておけば、制作会社を変更する際や、将来的にリニューアルをするときにも困りません。ホームページは長期的な資産です。最初の設定をしっかり行うことが、安心・安全なサイト運営の第一歩です。


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